【部位別】豚肉の上手な冷凍方法でラクラク時短調理♪おすすめ解凍方法や下味レシピもご紹介

賞味期限内に使い切れない、でも捨てるのはもったいない・・・。そんな豚肉は、美味しさを保つために「冷凍保存」で救済!でも、パックのまま凍らせたり不向きな保存容器を使ったりすると、せっかくのひと豚肉が台なしになってしまいます。
そこで、
「美味しく冷凍する方法は?」
「冷凍した豚肉の賞味期限は?」
「美味しく食べられるレシピは?」
と気になるあなたへ、鮮度がキープできる冷凍方法を豚肉の部位ごとにご紹介。解凍後に加熱するだけの簡単下味冷凍レシピもお届けします。コツを抑えて、購入した豚肉をムダにせず美味しく味わいましょう!
豚肉を冷凍して傷みを防ごう

傷んだ豚肉は体調不良の原因に

豚肉は、万が一傷んでしまうと風味が落ちるのはもちろん私たちの健康にも悪影響を与えます。
- 腹痛
- 下痢
- 嘔吐
- 発熱
原因は、豚肉にもともとついている食中毒菌がたくさん繁殖するため。加熱しても死滅しきれないので、いくら調理をしても改善できず廃棄しなくてはいけなくなります。
豚肉が傷んだときのサインはこちら。
- ドリップ(血)がたくさん出ている
- 茶色、白っぽい、緑色っぽい
- 腐ったような異臭がする
- ネバネバしている
冷凍すると鮮度が保たれ、このような状態になるのが遅らせられます。「せっかく買ったのに・・・」と後悔する前に、上手な方法で冷凍して保存しましょう!
冷凍時の賞味期限は部位によって違う
賞味期限が近づくにつれ、豚肉はどんどん鮮度が失われてきます。その救済措置が「冷凍保存」。-18℃以下の冷凍庫内では、腐敗・食中毒の原因である菌や栄養価を落とす酵素のはたらきがストップ。乾燥や酸化が防げるので、長期間の保存が可能です。
冷凍時の賞味期限は、部位によってさまざま。
- ひき肉|2週間程度
- こま切れ肉|1ヶ月程度
- 薄切り肉|1ヶ月程度
- 厚切り肉|1ヶ月程度
- 塊肉|1ヶ月程度
冷凍庫の開け閉めの頻度によって変わりますが、基本は空気が触れる面積の1番広い肉がもっとも傷みやすいと覚えておきましょう。
ただ、冷凍するときにちょっとした手間を省いてしまうと通常より傷むスピードが速くなります。豚肉の美味しさを保つためにも、鮮度を落とさない冷凍方法を知ることが大切です。

【豚肉の部位別】調理に便利な冷凍方法
豚肉は、調理がラクになる方法で冷凍!賞味期限が短い(空気に触れやすい)順番で4つに分けて紹介しますね。
ひき肉

- 肉をラップの上に平らに伸ばし、空気が入らないようにピッタリと包む
- 冷凍用の保存袋に入れ、空気を抜きながら閉じる
- 1回の使用量を菜箸などで押し当てて線をつける
- 冷凍庫へ
賞味期限が短いひき肉は、1回分ごとにラップで包むのがベスト。ラップを使うのがもったいなかったり少ない量だったりする場合は、まとめてラップに包んで菜箸などで仕切っておくと使う分だけ取り出せるので便利です。
くっきりと線をつけるのが難しかったら、割り箸などを直接入れてもOK。完全に凍ったあとは、仕切った部分で優しく折り曲げれば冷凍庫内のスペースが節約できます。
2週間程度
薄切り肉・こま切れ肉

- キッチンペーパーで肉の表面の水分を拭き取る
- ラップの上に薄く並べ、空気が入らないように包む
- 冷凍用の保存袋に入れ、空気を抜きながら閉じる
- 冷凍庫へ
使用頻度が高めの薄切り肉やこま切れ肉は、1回分ごとに分けるのがベスト。購入時の重なった状態から1度広げて冷凍すると、解凍したときにはがしやすくなります。メイン料理用・おつまみ用・お弁当用などで容量を変えて保存しておくととても便利ですよ!
1ヶ月程度
厚切り肉

- 豚肉を1枚ずつラップにのせる
- 空気が入らないようにピッタリと包む
- 冷凍用の保存袋に入れ、空気を抜きながら閉じる
- 冷凍庫へ
厚切り肉は、1枚ずつに分けるのがベスト。重なったままだと、解凍するときにくっついてしまうおそれがあります。水分を拭き取ったついでに、筋切りや味付けなどの下ごしらえをしておくと調理が簡単に。細切りなどにして使いたいなら、小さく切ってから冷凍しても良いでしょう。
1ヶ月程度
塊肉(ブロック肉)

- 切った豚肉をラップにのせる
- 空気が入らないようにピッタリと包む
- 冷凍用の保存袋に入れ、空気を抜きながら閉じる
- 冷凍庫へ
購入後そのまま調理するのが難しい塊肉は、あらかじめ適度なサイズに切っておくのがベスト。角煮・カレー・シチュー・ポトフなどのメニューに合わせて、必要な量に分けてから冷凍しましょう。小分けしておけば、凍ったまま調理ができるのでとても便利です。
1ヶ月程度
豚肉を美味しく味わうためのコツ4つ
大好きな豚肉を冷凍させながら美味しく味わうために、以下の4つのコツを抑えましょう!
- 買ったらすぐに冷凍
- 冷凍時は菌の繁殖に注意
- 解凍時は再冷凍・冷凍焼けに注意
- 鮮度が長持ちしやすい豚肉を選ぶ
それぞれ詳しくお伝えしますね。
買ったらすぐに冷凍
豚肉を買ったら、使わない分はすぐに冷凍庫へ。冷蔵庫内での劣化を防ぎ、なるべく保存期限を延ばすのが目的です。
最近は、大容量だと100g当たりの価格が安くなる豚肉が増えましたよね。休日や特売日にまとめて購入し、当日〜2日で使う分は冷蔵庫へ。残りの分は冷凍庫で保存すると賢いと思います!
冷凍時は菌の繁殖に注意

冷凍するときに、特に意識してほしいポイントが6つあります。
- パックから取り出す
- 水分・ドリップを拭き取る
- 小分けして密封する
- 冷凍用保存袋を使う
- 袋に日付を記入する
- 急速に冷凍する
大切なのは、とにかく菌の繁殖を防ぐこと。まずは、パックから取り出し、臭みや傷みの原因となる「水分」「ドリップ」「空気」を取り除きます。新鮮なうちに凍らせるため「急速冷凍機能」の利用がおすすめですよ。
アルミやステンレスなど、金属トレイの上に乗せてもOK。熱伝導率が高いので、冷気が豚肉に伝わりやすく冷凍スピードが上がります。袋に日付を記入しておくと、賞味期限の目安がわかりやすいですよ。
解凍時は再冷凍・冷凍焼けに注意
調理当日、豚肉は使う分だけキッチンに出しましょう!
解凍すると、豚肉に含まれていた水分や旨みが復活して出てくるので、美味しさが逃げた状態でもう1度冷凍させるのはNG。

くり返すとこのような冷凍焼けになり、再度解凍したときは食感が硬かったり傷んでいたりします。
解凍する方法は主に6つ。
簡単「冷蔵解凍」 | 豚肉を冷蔵庫に移し替え、半日〜1日くらい待つ |
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時短「流水解凍」 | 豚肉を入れた袋の外側から流水を当て続ける |
夏場の時短「氷水解凍」 | 豚肉を入れた袋を氷を入れた水につける |
超時短「調理解凍」 | フライパンや鍋などで冷凍のまま調理をする |
やや難しい「レンジ解凍」 | 豚肉を包んだラップを外し、レンジで加熱する |
不向き「常温解凍」 | 冷凍庫から取り出すだけ |
美味しさを保つコツは、温度変化が少ない場所でゆっくりと解凍すること!解凍時に流れ出る水分や旨みを逃がしにくくします。
もっとも簡単で美味しさもキープできるのは冷蔵解凍ですが、解凍できるまで時間がかかるのがデメリット。すぐに解凍したいときは流水解凍や氷水解凍がおすすめです。
水道代がもったいない!と感じたらレンジ解凍でもOK。ただし、急な温度変化で水分や旨みが流れ出やすく加熱ムラも起きやすいので要注意。やけどに気をつけながら、こまめに裏返す手間がかります。豚肉は低温度で保存する食材なので「常温解凍」には向いていません。
鮮度が長持ちしやすい豚肉を選ぶ
「豚肉をいつでも美味しく味わいたい」
「うまく冷凍・解凍できるか自信がない」
そんなときは、冷凍保存に向いている豚肉を選びましょう!
豚肉に含まれる水分や旨みは、どんなに新鮮でも冷凍・解凍することで少しずつ失われていきます。失敗すると硬くてパサパサしがちなので、元々の「豚肉」を慎重に選ぶのがおすすめです。
豚肉の新鮮さを大切にするお店には、以下のような特徴があります。
- 小分けしている
- 真空パックに入れている
- 急速に冷凍している
- 丁寧に梱包している
例えば、こちらの商品は豚肉が空気に触れないようにするために真空加工して急速冷凍。酸化を防ぐので新鮮をキープしたまま自宅に届きます。250gずつに小分けされており、必要な分だけを解凍して食べられるのも魅力です。
【下味冷凍】解凍して焼くだけの美味しい豚肉レシピ

冷凍の応用編!
凍らせる前に豚肉に味をつけるので、中までしっかりと調味料が染み込んでさらに美味しく味わえます。特に、解凍して加熱するだけのレシピは調理の時短にもなり、お弁当用・作り置き用などに小分けして使うのにも最適!
ぜひ真似してみてくださいね。
豚ロース にんにくみそ漬け
※調理時間|約10分
※冷凍保存期限|約1.5ヶ月
材料(2人分)
豚ロース肉 | 200g |
塩 | 少々 |
こしょう | 少々 |
玉ねぎ | 1/2個 |
ごま油 | 小さじ1 |
粗挽き黒こしょう | 適量 |
A | |
ごま油 | 大さじ2 |
みそ | 小さじ2 |
醤油 | 小さじ1 |
すりおろしにんにく | 小さじ1/2 |
砂糖 | 小さじ1弱 |
作り方
- 豚ロース肉をひと口大に切り、塩・こしょうをふる
- 玉ねぎを1cm幅のくし切りにする
- 冷凍保存袋にAを入れて混ぜ合わせ、1を加えて袋の上から揉み込む
- 3に触れないように玉ねぎを加えて平らにし、空気を抜きながら密封して冷凍する
- 4を解凍し、中火で熱したフライパンで炒める
- 火が通ったら、ごま油・粗びき黒こしょうをふり炒め合わせる
- 皿に盛り付けて完成
豚肉の生姜焼き
※調理時間|約15分
※冷凍保存期限|約1ヶ月
材料(2人分)
豚ロース肉 | 200g |
生姜(すりおろし) | 大さじ1 |
醤油 | 大さじ2 |
酒 | 大さじ1 |
みりん | 大さじ1 |
ごま油 | 小さじ1 |
作り方
- 豚肉を食べやすい大きさに切る
- 冷凍保存袋に全ての材料を入れ、袋の上から混ぜ合わせるように揉み込む
- 空気を抜きながらジッパーを閉め、平らに薄くのばす
- 金属トレイの上に乗せて冷凍する
- 冷蔵庫で解凍
- 袋から豚ロースを取り出し、フライパンにサラダ油をしいてから加えて焼く
- 肉に焼き色がついたら残っている調味料を入れて煮立たせ、絡めながら焼く
- 皿に盛り付けて完成
豚肉のプルコギ風
※調理時間|約15分
※冷凍保存期限|約2週間
材料(2人分)
豚バラ肉 | 150g |
玉ねぎ | 1/2個 |
にんじん | 1/3本 |
ニラ | 1/2束 |
ゴマ | お好み |
A | |
にんにく(チューブ) | 2cm |
醤油・酒・ごま油・水 | 各大さじ1 |
砂糖・コチュジャン | 各小さじ2 |
作り方
- 豚肉を食べやすい長さに切る
- にんじんは千切り、玉ねぎは薄切り、ニラは5cm幅に切る
- 冷凍保存袋に豚バラとAを加えてしっかり揉み、野菜を加えて軽く揉む
- 空気を抜きながら平らにして冷凍保存する
- 冷蔵解凍後、中火で熱したフライパンに入れて炒める
- 皿に盛り付け、お好みでゴマを散らしたら完成
冷凍は鮮度キープが命!
冷凍は、上手にやれば豚肉を1ヶ月近く日持ちさせられる保存テクニック!鮮度を落とさないように、買ったら菌の繁殖を防ぎながらすぐに冷凍。再冷凍や冷凍焼けを避けて、解凍した分は1度に使い切るのが美味しく味わうポイントです。
時間のあるときにまとめて冷凍しておけば、急にお肉料理が食べたいときも安心♪新鮮さを心がける豚肉を購入すれば、解凍後も上質な肉汁たっぷりの豚肉料理が楽しめます。