「しまった!」
豚肉の存在を忘れていて、うっかり消費期限が過ぎてしまったとき。捨てるのはもったいないので、できれば美味しく食べたいですよね。
「1~2日過ぎた程度なら大丈夫か」
という考えは、実は危険かも!消費期限に関わらず、豚肉を調理するときは見た目・においのチェックが必要です。
ここでは、
「豚肉の消費期限って守るべき?」
と気になるあなたへ、豚肉を選ぶときにも役立つ鮮度チェックのテクニックをご紹介。傷みそうな豚肉のおすすめ調理法、消費期限切れを防ぐ方法もあわせてお届けします!
豚肉が消費期限切れ!火を通せば大丈夫?
まずは、豚肉が傷むとどうなるのかを知っておきましょう。
鮮度(見た目・におい)を要チェック

豚肉を調理するときは、見た目・においをかならずチェック!検査キットや専用器具などを使わなくても、自分の目や鼻で簡単にできる方法です。
新鮮な豚肉は、淡いピンク色でドリップ(血)が少ないのが特徴。
一方、傷んでいる豚肉は以下の4点が目立ちます。
・茶色、白っぽい、緑色っぽい
・ドリップ(血)がたくさん出ている
・腐ったような異臭がする
・ネバネバしている
この状態の豚肉は、いくら調理をしても美味しくないので迷わず処分。調理中も、豚肉の良い匂いではなく不快な臭みを感じます。
傷んだ豚肉の危険性~食中毒菌~

傷んだ豚肉を食べてしまうと、味が落ちるだけじゃなく「腹痛」「下痢」「嘔吐」「発熱」などで体調を崩すおそれがあります。
生の豚肉には、「食中毒菌」がついている心配があるのをご存じですか?サルモネラ属菌やカンピロバクター・ジェジュニ/コリなどの細菌のことで、厚生労働省からも厳しい注意喚起がされています。
食中毒菌は75℃以上の熱で死滅。そのため、豚肉は「中心部まで十分に加熱」して食べるのが基本です。
でも、傷んだ豚肉は食中毒菌の繁殖が多く、加熱しても死滅しきれません。特に、夏の気温が高い時期や空気に触れる面が多い部位は傷みやすいので注意。また、抵抗力の弱い子どもやお年寄りの方も要注意です。
傷みやすい順 = ひき肉>薄切り>小間切れ>厚切り>ブロック
豚肉が消費期限ギリギリのときの対処法
では、傷みそうな豚肉はどうすればいいのか?消費期限の定義とおすすめ調理法をみていきましょう。
消費期限は「安全に食べられる期間」
そもそも、消費期限とは?
食品衛生法・JAS法に基づく法律で、加工食品には「賞味期限」「消費期限」のどちらかが表示されています。
意味はこちら。
・消費期限「その期限を過ぎたら安全の保障はできない」
・賞味期限「美味しく食べられる期限」
消費期限は、定められた方法で保存した場合において安全性を欠くおそれがない食品に示す年月日です。つまり、消費期限切れの食品でも「安全そう」ならOK。ただし、自己責任なので、消費期限切れが原因で体調を崩しても何かの保障が得られることはほぼありません。
反対に、期限前の豚肉でも品質や保存状態によっては傷んでいる可能性があります。大切なのは、日付だけじゃなく実物も見て判断すること。もし、消費期限が過ぎてしまったら、見た目やにおいが問題なければ安全に食べられる方法があります。
※参照元:食品の期限表示について|農林水産省・厚生労働省(2020年5月時点)
鮮度が落ちた豚肉を食べるときは「しっかり焼く」
豚肉調理は、食中毒菌をなくすためにしっかりとした加熱が必須!鮮度が落ちた場合は、さらに火を通すようにして、安全性を高めましょう。
調理方法っていろいろありますよね。焼く・茹でる・炒める・揚げる・煮る・和える・蒸す・・・。

このうち、傷みそうな豚肉におすすめなのは、火の通り具合がわかりやすい「焼く」方法。ブロック肉やロース肉は包丁で小さめに切り、中心まで焼けたことを目で見てわかるように。フライパンで長時間焼く、または何度もくり返し加熱するレシピが良いでしょう。
豚肉の消費期限切れを防ぐ4つの方法
「もう失敗しない!」
傷んでしまった豚肉には申し訳ないですが、次に購入した豚肉は美味しく食べてあげましょう。消費期限切れを防ぐ方法を4つ紹介します。
見切り品は安易に買わない

食品スーパーなどで、消費期限が当日もしくは1~2日後の豚肉を見かけた経験があると思います。「〇〇円引き」「〇〇%OFF」などの表示で安く購入できるので、ついカゴに入れてしまうかもしれません。
でも、ちょっと待った!
・いま本当に必要か?
・消費期限内に食べきれるか?
を考えて、結局使えなくて処分することがないように気をつけましょう。また、すでに傷んでいる可能性もあるので色やドリップ(血)の量のチェックは必須です。
購入時に少し献立を考える

消費期限内に、どれくらいの量が消費できるかを考えるとムダになりません。1~2日後の献立のことまで考えるのは大変かもしれませんが、ある程度イメージしておくとラク!
「明日はカレーだからこれくらいのg数でいいかな」
「作り置きをしたいからこれくらい買おうかな」
などと大まかにイメージできれば、その料理に最適な部位も選べて一石二鳥です。
冷蔵庫・冷凍庫内を整理整頓
豚肉の存在を忘れないように、冷蔵庫や冷蔵庫の中をキレイに整頓しましょう!
家に持ち帰った豚肉は冷蔵庫もしくは冷凍庫へ。豚肉は10℃以上の環境で細菌が繁殖しやすいといわれているので、10℃を超えない場所での保存が必要だからです。
「冷たい場所に置いておけば、いつ食べても大丈夫」
実は、これが消費期限を切らしてしまう原因。どこか安心して、「食べなきゃ」という気持ちが薄まってしまい、豚肉があることを忘れてしまうんです。
冷蔵庫管理アプリを活用
冷蔵庫や冷凍庫がいっぱいで、豚肉の消費期限まで覚えていられない!
こんなときは、冷蔵庫や食材の管理アプリを活用しましょう。こまかく記録できるタイプだけじゃなく、文字を打たなくてもイラストやカメラで簡単に記録できるタイプもあります。
アプリの主な機能はこちら。
・食材を記録(手入力、カメラ撮影、バーコード読み取りなど)
・食材をカテゴリ、ジャンル、部位などで分類(カスタム可)
・消費期限、賞味期限が近づいたら自動で通知
・カロリーやレシピの検索
・買い物リストの作成
・献立の記録
スマホアプリを使えば、買い物中に在庫がチェックできるのでとても便利。食材のムダ買いも防げます。アプリストアから、あなたにぴったりなものを探してみてくださいね。
安心!通販で鮮度をまるまるキープしよう

もちろん、食品スーパーや精肉店の豚肉は、鮮度に十分に気をつけて並べられていると思います。でも、購入から帰宅までの時間や温度は人それぞれ。その間に、少し鮮度が落ちてしまうおそれがあります。
「新鮮な豚肉を美味しく味わいたい」
そんな人におすすめしたいのが「通販」です!
豚肉がすぐに冷蔵庫へ入れられる
通販を利用すれば、豚肉はクール便で届きます。手にしたときから冷蔵庫・冷凍庫へ入れるまでのタイムロスが大幅に減らせるので、鮮度を落とす心配がありません。
冷蔵庫・冷凍庫を見ながら購入できる
通販なら、スマホやパソコンから24時間いつでも購入可能。家にいれば、冷蔵庫・冷凍庫の中身を確認しながら必要な分だけ注文できます。
新鮮!「和豚もちぶた」は加工から発送までも鮮度を大切に
すぐに冷たい場所へ保存できるといっても、豚肉を加工してから発送するまでに鮮度が落ちてしまっては意味がないですよね。これは、自分ではどうしようもできないので、豚肉のお店選びが重要になってきます。
「和豚もちぶた」を販売する「ハム工房ぐろーばる」は、加工から発送までがすべて自社!厳しい衛生管理のもと設けられた食肉処理センター「しばたパッカーズ」で、スピーディー&安全な豚肉をパッキングしています。
鮮度を見極めて美味しい豚肉を食べよう
おさらいですが、消費期限とは「安全に食べられる期間」のこと。豚肉を美味しく安全に食べるには、日付だけじゃなく「見た目」「におい」を目で見て確かめることが重要です。
せっかく買った豚肉をムダにしないためにも、ムダ買いを防いで冷蔵庫・冷凍庫の管理もしっかりおこないましょう!
美味しい豚肉は、鮮度がいのち。
それにこだわり続け、独自の方法で出荷された「和豚もちぶた」なら、新鮮で1番美味しい状態で家に届きます。